そこで、まずこれを確かめてみましょう。現金に預貯金を合わせたものって考えていいですよね。専門用語ではM2、M3という呼び方で括られます。M3はより広い範囲のお金を含みます。この括りで見た場合世の中のお金は
M3 1590兆円 (平成5年9月 日銀統計値)
となっていました。日本円はこれだけありました。
一方、大騒ぎされている借金の側もあらためて確かめてみました。日々喧しく言われる国債残高は
1276兆円 (同平成5年9月 日銀統計値)
でした。
皆さん・・・・気がつきましたか。
世の中のお金の量って、問題視される国債残高とほぼ同じ額しかなかったんですよ。
そうなると、徴税して国債を返したら皆さんのお金ほとんどなくなっちゃいますね。1590→314兆円に減ったら大丈夫じゃないですよね。
だから徴税で返すのは絶対にあり得なくないですか。
財務省は「税金で返さなくてはならない国の借金が1276兆円ある」って経済新聞に書かせていますが、お金の量のこと知らないんでしょうか。
そんなはずないですし、こう書かせたい何か思惑があるんでしょうか。
でもなぜお金の量と借金の量の関係がこんな不思議なことになっているのか? その理由も知りたくないですか。
この勉強会でそれがわかります。